アフェクト様は、Ash系列として幅広い地域50店舗ほど美容室を展開する大手美容室ブランドの一員です。
「お客様に最高の美と癒しを提供する」という理念のもと、確かな技術と最新のケア商品を取り入れ、日常にフィットするヘアデザインとホームケアを提案してきました。
しかし、来店されるお客様の髪の悩みは十人十色。従来の接客では、限られた時間内で最適な商品を提案することが難しいケースがありました。そこで、顧客満足度の向上と店販の活性化を目指し、当社のi Producer Studio上で作成ができる、「パーソナル診断AI」を導入されました。
目次
導入前の課題
アフェクト様では、店販商品の提案に以下のような課題を抱えていました。
- お客様の髪質や悩みに応じた最適な商品を短時間で提案する難しさ
- スタッフの経験値や知識量に依存し、提案品質にばらつきが生じる
- お客様自身が「自分に合った商品が分からない」と迷うケースが多い
また、店販はお客様のヘアケア体験を広げる重要な接点でありながら、従来の接客スタイルでは十分な成果につながらないことが課題でした。
導入の決め手
アフェクト様が「パーソナル診断AI」の導入を決めた理由は、簡単な3つの質問に答えるだけでお客様一人ひとりに合った商品を提示できる仕組みにありました。
具体的には、来店時に（QRコードからの読み取り）、または各店舗のLINE公式上から専用ページに飛び、下記の3つの質問に回答。
- 生活習慣で行っているケア（アウトバストリートメント・オイルなど）
- 髪の履歴（直近のカラー・ブリーチ・縮毛矯正など）
- コテやアイロンの使用頻度
その情報をもとにAIが最適な店販商品を提案することで、短時間かつ客観的に効果的な接客を実現できます。
「スタッフに依存せず均一な提案を届けられること」
「お客様の納得感を高めること」
この2点が導入の大きな決め手となりました。
導入効果
導入初期から明確な成果が得られています。
- スタッフ：「お客様に対しての商品説明のリソースが削減されたので、前より商品に興味を持ってもらいやすくなった！」
- お客様：「自身の悩みに対して深堀が出来ると大変好評」
また、店販商品の横ばいの上昇もあり、AIによる提案をスタッフが補足することで会話が広がり、接客体験全体の質も向上しました。結果として、スタッフの負担軽減と売上増加の両立に成功しています。
今後の展望
アフェクト様では、今後さらにAI活用を拡張していく計画です。
- 顧客対応に限らず、社内で利用ができるバックオフィスAIの作成・導入
- LINE公式アカウントとの連携による「来店後の継続フォロー」
「AIを活用しながらも、最後は美容師が寄り添う接客を大切にする」——そんなアフェクト様の姿勢を支える仕組みとして、AIは今後さらに進化していく予定です。
